絶景のスノーハイク！大日ヶ岳・天狗山を歩く

2025年3月1日（土）初めての雪山登山として、高鷲スノーパークのゴンドラを利用し、大日ヶ岳へのスノーハイクに挑戦しました。冬用登山靴とアイゼンを準備し、事前に装着の練習を繰り返してからの本番。天気は快晴で、絶好のスノーハイク日和となりました。

ゴンドラから登山口へ

ゴンドラを降りてすぐ、登山口からいきなり急な登りが始まります。最初はシェルの下にフリース、化繊のロングTシャツ、ベースレイヤーを着ていましたが、すぐに暑くなりロングTシャツだけで十分なほどでした。冬山とはいえ、登りではすぐに体温が上がるため、こまめなレイヤリング調整の重要性を改めて実感しました。

絶景の広がる登山道

登り始めは樹林帯を進み、雪に埋もれた木々の間を歩いていきますが、すぐに開けた場所へと出ます。そこからは360°の大パノラマが広がり、まさに圧巻の景色。遠くの山々が白銀に染まり、青い空と雪のコントラストが美しく、まるで絵画のような風景の中を歩いていきます。

大日ヶ岳の山頂を目指す道のりは、急なアップダウンが2カ所ほどありますが、全体的に歩きやすいルートです。雪質も良好で、アイゼンの引っ掛かりも問題なく、快適な登山ができました。ワカンの方が適しているコンディションだったようですが、アイゼンしか持っていないため、そのまま使用しました。

大日ヶ岳山頂へ

スタートから約1時間で大日ヶ岳の山頂に到着しました。ここからの眺めは素晴らしく、遠くの山々が連なる雄大な風景を一望できます。風もほとんどなく、快適な山頂での休憩となりました。行動食をとりながら、この景色をしばらく堪能。

しかし、ここで終わりではありません。せっかくの雪山登山、積雪期にしか行けない天狗山を目指すことにしました。

天狗山への道のり

大日ヶ岳から天狗山までの道のりも絶景が続きます。雪庇がいくつか見られ、雪山特有の地形を楽しみながらのハイク。バックカントリーのスキーヤーやスノーボーダーも多く、賑やかで華やかな雰囲気でした。

道中には急なアップダウンが2カ所ほどありましたが、雪がしっかりと締まっていたため歩きやすく、順調に進むことができました。小一時間ほどで天狗山に到着。ここからの眺めもまた素晴らしく、白銀の世界がどこまでも続く景色に感動しました。

下山とスキー場の雰囲気

天狗山で少し休憩を取った後、来た道を戻る形で下山を開始しました。行きには感じなかったものの、戻る途中で改めて「こんなに歩いてきたのか」と実感。登りの時よりも足への負担が少ないとはいえ、長時間の雪道歩行は普段の登山以上に体力を消耗しました。

登山口に戻った後、スキー場の売店で飲み物を購入し、少し休憩。スキー場ということもあり、周囲はスキーやスノーボードを楽しむ人々で賑わっており、通常の登山とは違う華やかな雰囲気が印象的でした。ゴンドラに乗って下山し、今回の雪山登山は無事終了しました。

初めての雪山登山を終えて

今回のスノーハイクは、天候にも恵まれ、最高の景色を楽しむことができた素晴らしい経験となりました。事前にアイゼンの装着練習をしていたおかげでスムーズに対応でき、また、適切なウェア調整の重要性も身をもって学ぶことができました。

初めての雪山登山としては最高のコンディションで挑戦できたと思います。今後はさらに経験を積みながら、より難易度の高い雪山にも挑戦してみたいと感じました。