大日ヶ岳 ~ひるがの高原コースで頂を目指して~

秋が近づく季節の中、岐阜県の大日ヶ岳(だいにちがたけ)に登ってきました。 今回選んだのは「ひるがの高原コース」。

大日ヶ岳 / よっさんさんの大日ヶ岳(岐阜県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

駐車場から胸突八丁、一ぷく平、展望台を経て頂上へ向かうルートで、初めての道のりということもあり少し緊張しながらの出発です。 登山口に着くと駐車場には数台の車が駐車しているだけで、まだ静かな雰囲気。準備して、いざ登山口から出発です。

大日ヶ岳:標高1,709m。白山国立公園内の両白山地南部に位置し、岐阜県高山市と郡上市にまたがる山。

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穏やかな始まりから急登の胸突八丁へ

登山口から一ぷく平までの序盤の道は、比較的なだらかな登山道で登山初心者でも気軽に楽しめるような道が続きます。ひるがの高原特有の豊かな自然に囲まれて進んでいく中、山肌には秋の色がさわやかな風が心地よく、自然の息吹を感じながら歩きを進めました。

しかし、しばらく行くと急勾配の「胸突八丁」と呼ばれるエリアに差し掛かり、ここから登山の本番が始まります。名前通り急な登りが続き、思わず息が上がり始めます。途中で足元に木の根がむき出しになっている箇所も多く、バランスを崩さないように気をつける必要があり、体力も集中力も試されるルートです胸突八丁を越えると、やっと平坦な場所が見えてきました。

一ぷく平でのひと休み

苦労して登った先には木々に囲まれた広い「一ぷく平」が広がり、ここでの休憩は「ひと息」という言葉にふさわしいものでした。ここでしばしの休憩。登りの疲れも、しばし忘れてリラックスするひとときでした。

展望台からの眺望と、頂上への最後の急登

休憩の後、「一ぷく平」を後にして再び登山道を行きます。 ここから先は登りも暖かくなり、ゆるやかなアップダウンが心地よい道のりです。 大日ヶ岳の山道は、場所によって表情が違います。なだらかな坂や平坦な道を進んでいきます。

そして次の目的地である「展望台」へ。 ここは、視界が広がる近くの山並みを一望できる場所です。 少し雲が眺めを遮っていましたが、視界に映る広大な自然の景色は素晴らしいものがありました。水分補給をしてしばらくのんびり過ごします。 展望台での絶景に癒されながら、登山の醍醐味を再確認するような感覚でした。

休憩を終えていよいよ頂上へ向かいますが、ここからがまた難所です。最後の急登が待っています。体力も気力も最後のひと絞り。集中して登っていきます。ふと振り返ると、先ほどまでいた展望台の景色が随分遠ざかっていることに気づき、登っていくまでの間に少し感慨深くなりました。

大日ヶ岳山頂での達成感と充実感

そしてついに、頂上へ到着。 頂上は予想以上に広く、見渡す限りの絶景が迎えてくれました。一気に達成感がコミ上げてきます。 頂上でしばしの休憩を取り、持って行った昼食でエネルギーを補充しました。 周囲には多くの登山客もおり、賑わっています。それぞれのスタイルで山頂のひとときを満喫している様子が印象的でした。

さらに、山頂から少し移動すると、周りの広がる山々を見下ろすことができ、絶景を満喫しました。登山ならではの醍醐味です。

頂上から展望台へ、下山を歩く

しばらく頂上で休憩をした後、同じ道を下山することに。 下りは景色を堪能しながら進むことができ、これも登ることとはまた違った楽しみ方ができます。 特に頂上から展望台までは開けた景色が広がり、目の前に続く稜線が素晴らしいアクセントになっていました。 登りとは異なる角度からの風景も見えて、帰り道も自然に足取りが軽くなります。

ただし、急な下り道は要注意です。 特に胸突八丁や一部の急登では、登り以上に慎重に下らないと足元が滑りやすいため、気を抜けませんでした。 、足も疲れたので休憩をこまめに挟みながら、ゆっくりと駐車場を目指しました。

大日ヶ岳登山を振り返って

ひるがの高原コースからの大日ヶ岳登山は、総合的に見て非常に充実した体験でした。

今回の登山では、自分のペースで一歩前進、体力と景色を堪能できる点が印象的でした。 特に頂上での景色や、道中の展望台での景色は、登山者にとっての大きなご褒美です。最終的に下山まで7時間を超えるコースタイムとなり、体力的に楽ではないルートでしたが、その分の達成感もひとしおでした。

今日の山行で、急登もあれば穏やかな道もある登山道と、ひと休みごとにリフレッシュしながら進んで行く楽しさを感じました。

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