2026年7月26日(日)、長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山へ登ってきました。
今回の御嶽山登山は、私にとって初めての3000m級の山への挑戦です。
これまでにもいくつかの山を歩いてきましたが、3000mを超える山に登るのは今回が初めて。少し不安もありましたが、どんな景色が待っているのか楽しみにしていました。
今回選んだのは田の原登山口から御嶽山(剣ヶ峰)を目指すコースです。
名古屋を朝3時頃に出発し、田の原駐車場へ向かいます。6時過ぎに到着して準備を整え、登山を開始しました。
天候は曇り。
登山口からは御嶽山の姿を見ることができましたが、標高を上げるにつれて雲が増えていき、9合目付近では周囲が真っ白に。
結局、山頂からの眺望はほとんど見ることができませんでした。
しかし、途中では初めてライチョウを見ることができ、雲の中を歩く御嶽山ならではの神秘的な雰囲気も味わうことができました。
そして下山直前には突然の雷雨。
最後までいろいろな出来事があった、印象に残る御嶽山登山となりました。
御嶽山とは
御嶽山は、長野県と岐阜県の県境にまたがる標高3,067mの活火山です。
日本を代表する高山の一つで、古くから山岳信仰の対象としても知られています。
御嶽山には複数の登山ルートがありますが、今回は田の原登山口から王滝頂上を経由して、御嶽山の最高地点である剣ヶ峰を目指しました。
御嶽山は2014年に噴火し、多くの犠牲者が出たことでも知られています。
現在も火山としての側面を持つ山で、登山の際には火山情報や入山規制などを確認する必要があります。
山頂付近には噴火時に身を守るためのシェルターが設置されていました。
美しい自然だけではなく、火山としての厳しさや山岳信仰の歴史を感じることができる山です。
朝3時に名古屋を出発
この日はかなり早起きです。
朝3時頃に名古屋を出発しました。
田の原登山口は長野県側にありますが、岐阜県と長野県の県境付近ということもあり、高速道路を降りてからの道のりが長く感じます。
早朝の道路を走り続け、田の原駐車場に到着したのは6時過ぎ。
駐車場に車を停め、登山の準備を始めます。
初めての3000m級登山ということもあり、いつもの登山以上に装備を確認しました。
準備を終えて、いよいよ出発です。
田の原駐車場
田の原登山口は標高約2,180mに位置しており、登山口としてはかなり標高の高い場所からスタートできるのが特徴です。
駐車場周辺にはトイレ、御嶽観光センターなどの施設があります。登山開始前にトイレを済ませたり、必要な準備を整えたりできるのはありがたいところです。
今回の登山ルートとコースタイム
王滝頂上・御嶽山(剣ヶ峰) / よっさんさんの御嶽山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
・田の原駐車場 スタート
・御嶽神社頂上奥社遥拝所 +約10分
・8合目避難小屋 +約60分
・9合目避難小屋 +約60分
・王滝頂上 +約15分
・御嶽山(剣ヶ峰) +約20分
・王滝頂上 +約15分
・9合目避難小屋 +約10分
・8合目避難小屋 +約30分
・田の原登山口 +約50分
コースタイム 約7時間(休憩含む)
登山口から御嶽山が正面に見える
田の原周辺は比較的開けており、スタート地点からこれから登る御嶽山を見ることができます。
目の前に大きくそびえる御嶽山。
これからあの山を登るのかと思うと、少し緊張します。

スタート直後は比較的平坦な道を歩いていきます。
御嶽神社の参拝所を通過すると、いよいよ本格的な登山道へ入っていきます。

最初はそれほど急な登りではありません。
ゆっくりと標高を上げていく感じで歩いていきます。
しかし、標高が上がるにつれて徐々に傾斜がきつくなってきました。



8合目避難小屋へ向けて登る
標高を上げていくと、次第に登りがきつくなってきます。
8合目避難小屋に近づく頃には、かなりの急登になってきました。
ここで振り返ると、スタート地点だった田の原駐車場や観光センターが眼下に見えます。
登ってきた高さを実感できる瞬間です。

きつくなってくると、立ち止まって後ろを振り返ります。
景色を眺めながら少し休むと、不思議とまた歩く力が戻ってきます。
御嶽山は標高が高いだけに、普段の低山とは違った感覚があります。
少しずつ標高が上がっていることを意識しながら、無理をせずゆっくりと進みました。

御嶽山は信仰の山
御嶽山を歩いていると、ところどころに信仰の山であることを感じさせるものがあります。
8合目避難小屋の手前にも、仁王門像のような石碑がありました。
その後も登山道の途中で石碑などを目にすることがあります。
普段歩いている山とは少し違った雰囲気です。
御嶽山は古くから信仰の対象となってきた山だけに、登山道を歩いているだけでも独特の空気を感じます。
自然の中を歩く楽しさに加えて、長い歴史を持つ山を歩いているという感覚がありました。

9合目では周囲が真っ白に
8合目を過ぎ、さらに標高を上げていきます。
しかし、ここで少しずつ天候が変わってきました。
スタート地点では御嶽山の姿を見ることができていましたが、標高が上がるにつれて雲が増えてきます。

9合目避難小屋に到着する頃には、周囲はほとんど真っ白。
楽しみにしていた高山からの景色が、雲に隠れてしまいました。
せっかくの3000m級登山なのに、景色が見えないのはやはり残念です。
それでも、ここまで来たら山頂を目指すしかありません。
景色が見えない中、ゆっくりと登っていきました。

初めてのライチョウとの出会い
そんな中、思いがけない出来事がありました。
9合目を過ぎたあたりで、周囲の登山者が立ち止まって静かに写真を撮っています。
何があるのだろうと思って近づいてみると、少し離れたハイマツ帯に何かが見えます。
よく見ると、なんとライチョウでした。
私にとっては初めて見るライチョウです。
まさか今回の御嶽山登山で出会えるとは思っていなかったので、テンションが一気に上がりました。
周囲の登山者も大きな声を出すことなく、静かにライチョウを見守りながら写真を撮っています。
雲に覆われて景色がほとんど見えない状況でしたが、ライチョウとの出会いで一気に特別な山行になりました。
疲れていたはずなのに、ライチョウを見たことで少し元気が戻ったような気がします。

王滝頂上へ
ライチョウとの出会いを後にして、さらに登っていきます。
周囲は相変わらず真っ白。
景色はほとんど見えません。

それでも一歩ずつ着実に進み、何とか王滝頂上へ到着しました。
ここまで来ると、山頂がかなり近くなったことを感じます。
王滝頂上付近には、噴火時に身を守るためのシェルターがいくつか設置されています。
実際に目にすると、御嶽山が現在も火山であることを改めて実感します。
ここで少し休憩を取ります。

そして、いよいよ御嶽山の最高地点である剣ヶ峰へ向かいます。
ヘルメットを着用して剣ヶ峰へ
王滝頂上から剣ヶ峰へ向かう際には、ヘルメットを着用しました。
周囲は雲に覆われ、視界はほとんどありません。

足元には砂利が多く、周囲には岩が目立ちます。
景色が見えないため、いつもの山歩きとは少し違った感覚です。
岩と砂利、そして雲。
その中を歩いていると、何ともいえない神秘的な雰囲気がありました。

山頂への登りは思っていたほどきつくありません。
王滝頂上から剣ヶ峰までは、それほど長い距離ではなく、着実に歩いていけば山頂へ到着できます。
そして、ついに御嶽山剣ヶ峰へ到着しました。
初めての3000m級登山、山頂へ
初めての3000m級。
ついに自分の足で山頂まで登ることができました。
しかし、残念ながら山頂も雲の中。
期待していた大展望を見ることはできませんでした。
「せっかくここまで来たのに」という残念な気持ちはもちろんあります。
それでも、初めての3000m級の山を歩き切ったという達成感は十分にありました。

山頂ではゆっくり休憩。
景色は見えませんでしたが、ここまで登ってきたことを思いながら、しばらく山頂で過ごしました。
そして記念にお守りも購入。
御嶽山登山の思い出として、大切に持ち帰ることにしました。


来た道を戻って下山
休憩を終え、下山を開始します。
今回は田の原登山口からのピストンなので、基本的には登ってきた道をそのまま戻ります。
登山道は終始分かりやすく、さらに登山者も多いため、道迷いの心配はほとんどありませんでした。

ただし、標高が高い場所では天候が変わりやすいため、景色が見えない中でも気を抜かずに歩きます。
ゆっくりと休憩を取りながら標高を下げていきました。

下山直前に突然の雷雨
そして、この日の最後に大きな出来事が待っていました。
もうすぐ登山口というところまで下りてきた時です。
突然、雷の音が聞こえてきました。
その直後、雨が降り始めます。
もちろんレインウェアは持っていました。
しかし、もうすぐ登山口。
「あと少しだから大丈夫だろう」
そう考えて、そのまま歩き続けてしまいました。
これが失敗でした。
思っていた以上に雨が強くなり、あっという間に全身が濡れてしまいました。
レインウェアを着ていれば防げたはずですが、最後の最後で判断を誤ってしまいました。
びしょ濡れになりながら、何とかビジターセンターまで到着。
無事に下山できた安心感と、濡れてしまったことへの後悔が入り混じった複雑な気持ちです。
幸い車には着替えを用意していたので、そこだけは助かりました。
山では「あと少しだから大丈夫」という油断が危険につながることを、身をもって経験しました。

初めての3000m級は景色よりも記憶に残る山行に
今回の御嶽山登山では、残念ながら山頂付近の景色をほとんど見ることができませんでした。
3000m級の山から見る景色を楽しみにしていただけに、その点では少し心残りがあります。
しかし、振り返ってみると、とても印象に残る山行になりました。
初めての3000m級登山。
標高を上げるにつれて変わっていく景色。
御嶽山ならではの信仰を感じる石碑。
噴火対策として設置されたシェルター。
そして、初めて見ることができたライチョウ。
最後には突然の雷雨に遭い、全身びしょ濡れになるというおまけまでつきました。
景色だけが山登りの魅力ではありません。
その日に起きた出来事や、自分自身が感じたことも含めて、一つの山行の思い出になります。
今回の御嶽山は、まさにそんな登山になりました。

まとめ
2026年7月26日、初めての3000m級登山として御嶽山に挑戦しました。
田の原登山口から8合目避難小屋、9合目避難小屋、王滝頂上を経由して剣ヶ峰へ。
コース自体は登山道が分かりやすく、多くの登山者もいるため、道迷いの心配はほとんどありませんでした。
一方で、標高が高くなるにつれて傾斜もきつくなり、3000m級の山らしい登り応えを感じました。
今回は天候に恵まれず、山頂からの眺望を楽しむことはできませんでした。

御嶽山の難易度
・体力:標高差が大きすぎるコースではないものの、標高3,000mまで登るため体力を消耗しやすい。3,000mを超えるため、高所での体調変化に注意。
・危険個所:危険な岩場や難しい技術を必要とする場所も多くない。登山道は分かりやすく、登山者も多い。
・展望:9合目付近から周囲が真っ白になり、剣ヶ峰までほとんど景色を見ることができず。
※田の原登山口から剣ヶ峰を目指すコースは、登山道そのものに難しい箇所は少ないものの、標高3,000mを超える高山であることを考えると、初心者向けとは言いにくいコースです。
※難易度は個人の感想です。

