2026年9月19日(土)、三重県と滋賀県の県境にある御在所岳と鎌ヶ岳を縦走してきました。
今回歩いたのは、御在所岳の中登山道から山頂方面へ登り、武平峠まで下ってから鎌ヶ岳へ登り返し、最後は長石尾根を下って駐車場へ戻るコースです。
御在所岳の中登山道は、岩場や鎖、ロープなどを使って登る場所が多く、いわゆるアスレチック感のある登山道。さらに鎌ヶ岳も武平峠から急登が続き、最後の長石尾根では急なザレ場の下りが待っています。
久しぶりの登山ということもあり、今回は思った以上に体力を使う山行になりました。
それでも、岩場を登ったり、鈴鹿の山らしい景色を楽しんだりしながら、久しぶりの山歩きを十分に楽しむことができました。
御在所岳(御在所山)・鎌ヶ岳・弥一ヶ岳 / よっさんさんの御在所岳(御在所山)・鎌ヶ岳・弥一ヶ岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
御在所岳
御在所岳は、三重県と滋賀県の県境に位置する標高1,212mの山です。鈴鹿山脈を代表する山の一つで、ロープウェイを利用して山上公園まで行くこともできるため、登山だけでなく観光でも多くの人が訪れます。
山上からは鈴鹿の山々や伊勢湾方面を望むことができ、天気の良い日には広々とした景色を楽しめます。
鎌ヶ岳
鎌ヶ岳は、三重県と滋賀県の県境に位置する標高1,161mの山です。鋭く尖った山容が特徴で、その姿から「鈴鹿の槍ヶ岳」と呼ばれることもあります。
山頂付近は開けた場所が多く、鈴鹿山脈の山々を眺めながら山頂を目指せるのも魅力です。
連休初日なので早朝4時に出発
今回は9月の連休初日。
以前、雨乞岳へ登ったときに、割谷駐車場ではありませんが、鈴鹿の山の駐車場が満車になっていたことがありました。
その経験から、連休の鈴鹿の山は早い時間から駐車場が埋まる可能性があると思い、今回はかなり早めに出発することにしました。
自宅を出たのは朝4時。
さすがにこの時間からの出発となると、しっかり寝てから登山というわけにはいきません。
駐車場には無事に車を停めることができ、中登山道に近い割谷駐車場から登山開始です。
スタートしたのは午前6時ごろ。
まだ早朝ということもあり、これから登山を始めるにはちょうど良い時間でした。
ただ、後になって考えると、この早朝出発による寝不足も今回の疲れにかなり影響していたように思います。
中登山道は最初から急登
御在所岳へは中登山道を使います。

歩き始めてすぐに感じたのが、「なかなか急だな」ということ。
最初から登りが続くので、まだ体が登山モードになっていないうちからどんどん体力を使います。
しかも今回は久しぶりの登山。
普段ならそれほど気にならない登りでも、今回は少しペースを落として歩く必要がありました。
一方で、中登山道はただひたすら登るだけの登山道ではありません。
岩場が多く、鎖やロープが設置された場所もあります。
岩をよじ登るように進んだり、手を使いながら登ったりする場所もあり、歩いていて飽きません。
こうした場所が好きな人にとっては、かなり楽しめる登山道だと思います。
ただし、場所によっては高度感を感じるところもあるので、足元には注意しながら進みました。
奇岩を楽しみながら御在所岳へ
御在所岳の中登山道を歩いていると、途中には大きな岩がいくつも現れます。
鈴鹿の山らしい独特な岩が多く、単調な登りにならないところも中登山道の面白さです。
「これはどうしてこんな形になったんだろう」と思うような巨大な岩もあり、岩場を登るだけでなく、こうした奇岩を眺めながら歩けるのも楽しいところです。


急登で体力はどんどん削られていきますが、岩場や景色に変化があるので、気分的には楽しく歩くことができました。
早朝の序盤は天気も比較的良く、木々の間から景色が開ける場所では、鈴鹿の山々を眺めることもできました。

朝の澄んだ空気の中で見る景色は気持ちがよく、早起きして来た甲斐があったと思います。




御在所岳の山上公園に到着するころにはバテバテ
中登山道を登り続け、ようやく御在所岳の山上公園に到着。
しかし、このころにはかなり疲れていました。
今回は朝4時に出発しているので、そもそも寝不足。
さらに久しぶりの登山ということもあり、思っていた以上に体が重く感じます。
そして山上公園に着くころには、朝の青空も少しずつ変わってきました。
雲が上がってきて、早朝に比べると景色もあまり良くありません。
せっかく御在所岳まで登ってきたので、もう少し景色を楽しみたいところでしたが、今回は仕方ありません。



御在所岳の山頂自体は以前にも訪れたことがあるため、今回は山頂へは立ち寄らず、そのまま武平峠方面へ向かうことにしました。

武平峠へ下って鎌ヶ岳を目指す
御在所岳から武平峠までは、一度大きく下ります。
せっかく登ってきたのに、また下って、そこから鎌ヶ岳へ登り返す。
縦走ではよくあることですが、疲れてくるとこのアップダウンがなかなか堪えます。

武平峠まで下り、ここから鎌ヶ岳を目指します。
鎌ヶ岳は、武平峠から見るとかなり近く感じます。
実際、御在所岳から鎌ヶ岳までの距離はそれほど長くありません。


ただし、短いからといって楽というわけではありません。
武平峠から鎌ヶ岳までは急登が続きます。
ここでも一歩ずつペースを落としながら登っていきます。
御在所岳でかなり体力を使っていたので、短い登りとはいえ、なかなかきつく感じました。
それでも何とか登り切り、鎌ヶ岳の山頂に到着です。



鎌ヶ岳山頂でひと休み
鎌ヶ岳の山頂に到着すると、まずはしっかり休憩。
今回の山行では、途中でかなり多めに休憩を取っています。
久しぶりの登山ということもあり、無理に歩き続けるよりも、疲れを感じたら休むことを意識しました。
鎌ヶ岳からの景色を楽しみながら、しっかり体力を回復させます。

この先は下山になりますが、実は今回の山行で一番苦労したのが、この下山でした。
長石尾根の下りが思った以上に大変
鎌ヶ岳からは長石尾根を使って下山します。
登りではなく下りなので、ここまで来ればあとは楽だろうと思っていました。
ところが、実際に歩いてみると全然そんなことはありません。
長石尾根は、急な下りが続きます。
しかも、地面がザレている場所も多く、足元が安定しません。
一歩一歩、滑らないように足を置く場所を確認しながら下っていく必要があります。
急なザレ場では、登るときとは違った怖さがあります。
下りなので体力的には登りほどではないものの、常に足元へ気を使わなければならず、精神的にも疲れます。
「まだこの下りが続くのか」と思いながら歩く時間もあり、想像していた以上に長く感じました。
御在所岳と鎌ヶ岳を登った後ということもあり、すでにかなり疲れています。
そこへ長い急な下り。
今回の山行で一番印象に残ったのは、この長石尾根の下りだったかもしれません。
弥一ヶ岳を通過して駐車場へ
長い下りを進み、途中で弥一ヶ岳を通過。
ここまで来ると、ようやくゴールが近づいてきた感じがします。
それでも最後まで気は抜けません。
疲れていると足元への注意も散漫になりやすいので、最後まで慎重に下っていきます。
そして最後の渡渉をクリアして、ようやく駐車場へ戻ることができました。

久しぶりの登山だったこともあり、駐車場に着いたときにはもうクタクタです。
「やっと終わった」というのが正直な感想でした。
休憩だけで3時間30分
今回の山行で少し驚いたのが、休憩時間です。
途中でかなりこまめに休憩を取ったため、合計するとなんと約3時間30分。
行動時間は11時間を超えました。
獲得標高は約1,133mなので、数字だけを見るとそこまで大きな山行ではありません。
それなのに11時間を超える時間がかかったのは、久しぶりの登山に加えて、寝不足もあり、かなりゆっくり歩いたことが大きかったと思います。
今回は「久しぶりなので無理をしない」という気持ちで歩いていたので、休憩が多くなったのは仕方ありません。
ただ、後から振り返ると「ちょっと休みすぎたかな」とも思います。
御在所岳と鎌ヶ岳を歩いてみて
今回の御在所岳から鎌ヶ岳への縦走は、久しぶりの登山としてはかなり体力を使う山行になりました。
中登山道は急登から始まり、岩場や鎖、ロープなどを使う場所もあり、アスレチック感のある楽しい登山道でした。
途中には奇岩もあり、登ることだけでなく、周囲を見ながら歩く楽しさもあります。
一方、武平峠から鎌ヶ岳も短いながら急登が続きます。
そして最後の長石尾根は、今回の中では一番大変だった区間。
急なザレ場の下りが続くため、最後まで気を抜けませんでした。
久しぶりの登山で体力的にはかなり疲れましたが、それでもやっぱり山を歩くのは楽しい。
岩場を登ったり、景色を眺めたり、疲れながらも少しずつ前へ進んだり。
こうした一つ一つの経験が、山歩きの楽しさなのかもしれません。
今回は休憩をたくさん取りながら、何とか最後まで歩き切ることができました。
次回の登山ではもう少し体力を戻して、今回よりも余裕を持って山を歩けるようにしたいと思います。
御在所岳・鎌ヶ岳縦走の難易度
・体力:獲得標高が約1,133mですが体力的に負荷のあるコース。
・危険個所:序盤から急登が続くうえ、岩場や鎖、ロープを使って登る場所があります。また、急なザレた下りが続くため、滑らないように足元へ常に注意を払う必要があり。
・展望:開けた場所が多く、鈴鹿山脈の山々を眺めながら歩くことができる。
※体力面・技術面ともに初心者向けとは言いにくく、ある程度登山に慣れてから挑戦したいコース。
※難易度は個人の感想です。

