2026年10月3日(土)、長野県にある白駒の池からニュウ、中山を巡る登山に行ってきました。
今回の楽しみは、白駒の池周辺に広がる苔の森です。以前から一度じっくり歩いてみたいと思っていた場所で、苔に覆われた森の景色を楽しみながら、ゆっくりと山歩きをすることにしました。
さらに、ニュウの山頂からは思いがけず素晴らしい雲海を見ることができました。雲海の上に富士山まで見えたときは、本当に感動しました。
紅葉には少し早かったものの、苔の森や雲海、展望台からの景色など、見どころの多い充実した一日になりました。
白駒の池・ニュウ・中山について
白駒の池、ニュウ、中山は、長野県の八ヶ岳エリアにある自然豊かなスポットです。苔に覆われた森や美しい池、山頂からの眺望など、それぞれ違った魅力を楽しめます。登山道では、八ヶ岳らしい静かな森の雰囲気を味わいながら、変化に富んだ山歩きを楽しめるのが特徴です。
白駒の池駐車場は早朝から大混雑
白駒の池は人気の観光スポットです。特に紅葉の時期には多くの人が訪れるため、今回は駐車場が心配でした。
以前から混雑する場所だと聞いていたので、名古屋を出発したのは午前3時。かなり早い出発ですが、駐車場に停められないという事態だけは避けたいところです。
白駒の池駐車場に到着したのは午前6時30分ごろでした。
ところが、到着してみると第一駐車場はすでに満車。第二駐車場にも多くの車が停まっていました。
「これはまずいかな」と思いましたが、幸いにも第二駐車場にはまだ数台分の空きがあり、無事に駐車することができました。
駐車場自体は広く、多くの車を停められるようになっています。それでも、朝早くからこれだけの車が集まっているのを見ると、白駒の池の人気の高さがよく分かります。
駐車料金は600円でした。料金の支払いは少し特徴的で、設置されている用紙に車のナンバーなどを記入し、料金と一緒に封筒へ入れてポストに投函する仕組みです。
これから訪れる方は、駐車場の混雑を考えて早めに到着する計画を立てると安心だと思います。
今回の登山ルートとコースタイム
ニュウ・中山 / よっさんさんのニュウ・中山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
・白駒池入口 スタート
・青苔荘 +約15分
・ニュウ +約90分
・中山 +約70分
・高見石小屋 +約60分
・白駒荘 +約30分
・白駒池入口 +約15分
コースタイム 約7時間(休憩含む)
白駒の池入口から苔の森へ
駐車場で準備を整え、少し休憩してから午前7時15分ごろに登山をスタートしました。

今回のルートは、白駒の池入口から青苔荘を経由してニュウへ登り、そこから中山、高見石小屋、白駒荘を通って駐車場へ戻るコースです。
歩き始めると、すぐに木道が整備された歩きやすい道が続きます。

そして、木道の周りには早くも苔の森が広がっていました。
今回一番楽しみにしていた景色です。

木々の根元や地面、倒れた木など、あちらこちらが苔に覆われています。緑色の苔が森全体に広がり、普段歩いている登山道とはまったく違う雰囲気です。

足元に広がる小さな世界を眺めていると、なかなか先へ進めません。
今回は山頂を目指すだけでなく、苔の森をじっくり楽しむことも目的の一つ。急いで歩く必要はないので、周囲を観察しながらゆっくり進んでいきました。

青苔荘から眺める早朝の白駒の池
木道を歩いていると、ほどなく青苔荘に到着しました。



ここで楽しみにしていたのが、青苔荘近くの水辺から眺める白駒の池です。
水辺へ立ち寄ってみると、すでに数人の方が写真を撮影していました。やはり、白駒の池は写真を撮りたくなる景色が広がっています。
この時期は紅葉も見どころの一つですが、訪れた日はまだ紅葉の最盛期には早かったようです。一部では色づき始めているところもありましたが、全体的にはこれからという印象でした。

紅葉を楽しみにしていたので、少し残念な気持ちもあります。
それでも、早朝の白駒の池はとても静かで、落ち着いた景色が広がっていました。
水辺から眺める池と周囲の森。その穏やかな風景を見ていると、早起きしてここまで来た甲斐があったと感じます。
紅葉が進めば、また違った美しさを楽しめそうです。

ニュウへ向かう苔の森がすごい
青苔荘を後にして、ニュウへ向かいます。
ここからも苔の森が続きます。



歩いても歩いても、周囲は苔に覆われた木々や地面。まるで森全体が緑色に包まれているようです。
最初に想像していた以上に苔が見事で、思わず立ち止まって眺めてしまいます。

こうした森の中を歩いていると、気持ちが落ち着いてくるような感じがします。
登山というと、山頂を目指して登ることに意識が向きがちですが、今回は道中の景色そのものを楽しめるのが魅力でした。

ニュウへの登りが始まるまでは、比較的平坦な道が続きます。木道も整備されていて歩きやすく、体力的にもそれほど負担はありません。
苔の森をゆっくり楽しみながら、少しずつニュウへ近づいていきました。

ニュウへの登りは本格的な登山道
しばらく歩くと、いよいよニュウへの登りが始まります。
それまでの歩きやすい木道とは雰囲気が変わり、大きな岩が目立つ本格的な登山道になりました。
傾斜もきつくなり、ここからはしっかりと登っていく必要があります。



苔の森を楽しみながらのんびり歩いていたところから、一気に登山らしい道へと変わりました。
大きな岩がある場所では足を置くところを考えながら進み、急な登りでは少しずつ高度を上げていきます。
なかなかの急登で、思った以上に体力を使いました。

それでも、もう少し登ればニュウの山頂です。
森の中を登り続け、ようやく山頂付近に到着しました。
ニュウ山頂で出会った感動の雲海と富士山
ニュウの山頂付近で森を抜け、視界が開ける場所に出た瞬間、目の前に広がっていたのは雲海でした。
今まで見たことがないような雲海が広がっていて、思わず足を止めてしまいました。

山々の間を埋め尽くすように雲が広がり、その上に山の頂が顔を出しています。
さらに驚いたのが、雲海の向こうに富士山が見えたことです。
雲海と富士山が一緒に見られるとは思っていなかったので、これは本当に感動的な景色でした。
早朝から出発して、苔の森を歩き、急な登りを頑張ってきたご褒美のようです。

写真を撮るのも忘れたくない一方で、目の前の景色をそのまま眺めていたい気持ちにもなります。
山頂まではあと少し。雲海を楽しみながら進み、ニュウの山頂に到着しました。

山頂でも景色を眺めながら、しっかり休憩を取ります。
今回の山行で、最も印象に残った瞬間の一つになりました。



中山を経由して展望台へ
ニュウで十分に景色を楽しんだ後は、中山を目指します。
ここからの登山道は多少のアップダウンがあるものの、先ほどのニュウへの急登ほど大変ではありませんでした。
森の中を進みながら、ゆっくりと歩いていきます。


1時間少し歩いたところで中山に到着しました。
ただ、中山の山頂は樹林帯の中にあり、標識があるものの、周囲の景色を楽しめる場所ではありません。
せっかくここまで来たので、景色が開けるという中山展望台まで進むことにしました。



少し歩いて展望台に到着すると、そこは広々とした開放感のある場所でした。
目の前には天狗岳が見え、これまで森の中を歩いてきた分、視界が開ける景色が気持ちよく感じられます。
天狗岳とは反対側には街並みも望むことができ、山の景色とはまた違った眺めを楽しめました。

ここでお昼休憩にします。
持ってきたおにぎりを食べながら、ゆっくりと景色を眺めて過ごしました。
山の中で食べるおにぎりは、やはり格別です。
高見石小屋へ向かう
休憩を終え、次は高見石小屋を目指します。
ここからの登山道も、それほど厳しい登りはなく、ゆっくりと歩いていくことができました。
今回のコースは、ニュウへの登りを除けば、比較的落ち着いて歩ける区間が多い印象です。
森の中を進みながら、最後の見どころとなる高見石小屋へ向かいます。
高見石小屋に到着すると、小屋の後ろに景色が開ける場所があるとのこと。

せっかくなので、そちらにも立ち寄ってみることにしました。
ただし、展望場所へは岩場を登る必要があります。
ザックは小屋に置いて、身軽な状態で岩を登っていきました。
岩場を登った先では、周囲の景色を楽しむことができました。
森の中を歩き続けてきたので、こうして視界が開ける場所に出ると気持ちがいいですね。
高見石小屋から白駒荘へ下山
高見石小屋で景色を楽しんだ後は、白駒荘を経由して駐車場へ戻ります。
ここからは下りになりますが、今回のコースで一番体力を使ったのは、実はこの区間でした。
下り始めると、大きな岩が多く、足元がかなり歩きにくい登山道が続きます。
平坦な森の道とは違い、岩を一つずつ越えながら慎重に進まなければなりません。
下りなので楽かと思っていましたが、岩が多い道では足の置き場を考える必要があり、思うようにペースが上がりません。
滑ったり、足をひねったりしないように、常に気を使いながら歩きました。
これまで苔の森を楽しみながら歩いてきましたが、最後の下りはなかなか大変です。

今回の山行では、ここが一番体力を奪われた場所だったと思います。
慎重に下り続け、ようやく白駒荘に到着。
そこから白駒の池周辺を通り、駐車場へと戻りました。

無事に戻ってきたときには、ほっと一安心です。
苔の森と雲海を満喫した一日
今回の白駒の池からニュウ、中山を巡る登山は、終始天気に恵まれ、気持ちの良い山歩きになりました。
開けた場所では風が少し気になりましたが、森の中を歩いている間は、苔に囲まれた落ち着いた雰囲気を楽しめました。

特に印象に残ったのは、想像していた以上に見事だった苔の森と、ニュウで見た雲海です。

雲海の上に富士山まで見えた景色は、今回の山行のハイライトでした。

一方で、紅葉はまだ始まったばかり。紅葉を楽しむには少し早いタイミングでしたが、苔の森は十分に見応えがありました。

ゆっくり歩いたこともあり、コースタイムは約7時間。
高見石小屋からの岩の多い下りでは苦労しましたが、全体を通して充実した山行になりました。
白駒の池周辺は、山頂を目指す登山だけでなく、苔の森や池の景色を楽しみながら歩けるのが魅力です。

紅葉の時期にはさらに多くの人が訪れると思いますが、今回のように早朝から歩き始めると、静かな池や森の雰囲気も楽しめます。
また季節を変えて訪れ、今度は紅葉に染まる白駒の池も見てみたいと思います。
白駒の池・ニュウ・中山周回コースの難易度
・体力:白駒の池周辺は比較的歩きやすい道が続きますが、ニュウへ向かう途中から大きな岩が増え、本格的な登山道になる。特にニュウへの登りは傾斜があり、体力を使う場面もあり。
・危険個所:高見石小屋から白駒荘へ下る道は、大きな岩が多く、足場を選びながら慎重に進む必要があり。
・展望:苔の森や絶景を楽しめる
※登山道を歩き慣れている方であれば楽しめるコースですが、登山初心者の方は十分な時間を確保し、滑りにくい登山靴を用意するなど、しっかり準備して臨むことをおすすめ。
※難易度は個人の感想です。

