2026年5月9日(土)、岐阜県にある各務原アルプス全縦走に挑戦してきました。
今回歩いたのは、蘇原駅から伊吹の滝登山口へ向かい、各務原権現山、北山、芥見権現山、願成寺山、向山、須衛山、岩坂山、太平山、金山、大岩山、薬師前山、多賀坂山、追間山、明王山、城山を経由して坂祝駅へ下山するロングコースです。途中、前どんぐり山にも立ち寄りました。
コースタイムは約12時間、累積標高は1,532m。標高300m前後の山が連なるコースですが、絶え間なく続くアップダウンによって想像以上に体力を消耗しました。
それでも天候に恵まれ、各務原市街や連なる山々の景色を楽しみながら歩き切ることができ、大きな達成感を味わえた一日となりました。
この記事では、各務原アルプス全縦走のコースの様子や見どころ、難易度、実際に歩いて感じたことを詳しく紹介します。
各務原アルプスとは
各務原アルプスは、岐阜県各務原市から坂祝町周辺に連なる低山の総称です。
標高は300m前後と高くありませんが、多くのピークが連続しているためアップダウンが非常に多く、歩き応えのある縦走コースとして人気があります。
各務原権現山や明王山は展望が良く、天気が良ければ御嶽山や伊吹山、濃尾平野を望めることもあります。
コースも複数整備されているため、初心者向けの日帰り登山から健脚者向けの全縦走まで、自分の体力に合わせて楽しめるのが魅力です。
今回の登山ルートとコースタイム
各務原権現山・北山・芥見権現山・願成寺山・前どんぐり山・向山・須衛山・岩坂山・太平山・金山・小… / よっさんさんの大岩山・金山・向山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
蘇原駅⇒伊吹の滝登山口⇒各務原権現山⇒北山⇒芥見権現山⇒願成寺山⇒前どんぐり山⇒向山⇒須衛山⇒岩坂山⇒太平山⇒金山⇒小太山⇒大岩山⇒薬師前山⇒多賀坂山⇒追間山⇒明王山⇒城山⇒坂祝駅
コースタイム 約12時間(休憩含む)
獲得標高 約1,532m
蘇原駅から伊吹の滝登山口へ
朝、蘇原駅近くのコインパーキングに車を止めてスタートしました。
今回はゴールが坂祝駅になるため、車を回収するために電車を利用する計画です。
登山口までは約45分のロード歩き。
登山前から歩く距離は長いですが、「いよいよ全縦走が始まる」という期待の方が大きく、足取りは軽く感じました。
伊吹の滝登山口に到着し、ここから本格的な登山が始まります。

各務原権現山から芥見権現山へ
最初の各務原権現山までは整備された登山道が続きます。

以前にも歩いたことがあるルートだったため、不安なく歩くことができました。
天気は快晴。
各務原権現山では市街地が一望でき、これから始まる長い縦走への期待が高まります。


さらに進むと、これから歩く稜線がきれいに見えました。
「あそこまで歩くのか」と思う反面、ワクワクする気持ちの方が勝っていました。

芥見権現山で少し休憩。
ここまでは登山者とも多くすれ違いましたが、この先は一気に静かな山歩きへと変わっていきます。



静かな縦走路と前どんぐり山
芥見権現山を過ぎると、登山者はほとんどいなくなりました。
静かな森の中を、自分のペースで歩いていきます。
途中、前どんぐり山への分岐を発見。
縦走路から少し外れますが、まだ体力に余裕があったため立ち寄ることにしました。
これが大正解でした。
前どんぐり山から見た青空と近くの山々の景色は、今回の山行でも特に印象に残っています。
人も少なく、ゆったりと景色を楽しめる穴場スポットでした。



まだ中間地点だった…
車道を越えて向山へ。
「そろそろ半分くらいだろう」と思いながら歩いていました。


しかし、須衛山、岩坂山へ進むと木にぶら下がった「中間地点」の標識が目に入ります。
「えっ、まだ半分?」
思わず苦笑いしてしまいました。
体感では、とっくに半分以上歩いたつもりでした。


ここで気持ちを切り替え、小まめに休憩を取りながら進むことにします。

この頃になると、景色にも少し慣れてきました。
どれも素晴らしい景色なのですが、最初の感動ほどではなくなり、「早くゴールしたい」という気持ちも少しずつ大きくなってきました。
終盤戦へ
太平山、金山、大岩山、薬師前山と着実に歩みを進めます。





多賀坂峠では長めの休憩を取り、水分と行動食を補給。

ここからはいよいよ終盤戦です。
追間山を越えると、以前登ったことのあるエリアへ入ります。
見覚えのある景色に、不思議と安心感を覚えました。
しかし体力はかなり消耗しています。明王山へ着いた頃には、正直ヘロヘロでした。
明王山は今回歩いた中で最も標高が高い山です。普段なら多くの登山者で賑わっていますが、この時間になると人影もまばら。
静かな山頂で最後の力を振り絞りました。

後から気付きましたが、全縦走では金毘羅山も立ち寄るルートだったようです。以前登ったことがあったため、今回は良しとすることにしました。



城山から坂祝駅へ
明王山から城山を経由し、ようやく下山開始。

長かった一日も終わりが見えてきました。
舗装路へ出た時の安心感は格別です。
坂祝駅から電車に乗り、蘇原駅へ戻って車を回収。登山と公共交通機関を組み合わせた縦走ならではの達成感も味わうことができました。


今回のコースの特徴
各務原アルプス全縦走は、一つひとつの山の標高は低いものの、絶え間なく続くアップダウンが最大の特徴です。
平坦な区間はほとんどなく、「登るか下るか」の繰り返し。累積標高は約1,500mを超え、見た目以上に体力を消耗します。
登山道は非常によく整備されており、分岐にも案内が多いため、道迷いの心配は少ない印象でした。
また、駅から駅へ歩く縦走ルートのため、同じ道を戻らずに済むのも魅力です。

挑戦して感じたこと
今回の山行で一番印象に残ったのは、「低山だから楽」という考えは通用しないということでした。
標高は300m前後でも、アップダウンを繰り返せば累積標高は1,500mを超えます。
歩き続ける体力と精神力が求められるコースでした。
途中、「まだ中間地点なのか」と気持ちが折れそうになった場面もありましたが、一歩ずつ歩き続けたことでゴールへたどり着くことができました。
歩き切った達成感は格別で、「自分にもここまで歩けるんだ」という自信にもつながりました。
まとめ
各務原アルプス全縦走は、標高こそ高くありませんが、アップダウンの連続が続く健脚向けのロングコースです。
体力は大きく消耗しますが、整備された登山道と変化に富んだ稜線歩き、そして駅から駅へ歩き切る縦走ならではの達成感は何ものにも代えがたい魅力があります。
暑すぎる夏や日照時間の短い冬よりも、今回歩いた5月や秋のような気候の良い時期が挑戦には最適だと感じました。
歩き終えたときに感じた達成感は、これまでの登山の中でも特に大きなものでした。そして、その達成感は次の山へ挑戦する自信にもつながりました。

各務原アルプス縦走の難易度
・体力:約12時間、累積標高約1,532m。低山とは思えないほど体力を使います。
・危険個所:整備された登山道が多く、慎重に歩けば危険箇所は少ないです。
・展望:各務原権現山や北山、前どんぐり山、明王山など、随所で開放的な景色が楽しめます。
※長距離を歩き切る体力が必要です。
※難易度は個人の感想です。

