2026年4月25日(土)、岐阜県と三重県にまたがる養老山地を縦走してきました。
今回歩いたのは、美濃津屋駅をスタートし、志津山・養老山・小倉山・三方山を経由して養老駅へ下る約16kmのロングコースです。累積標高は約1,200m、標準コースタイムは約8時間30分と、私にとってはこれまでで最も歩き応えのある山行の一つとなりました。
前半は樹林帯の急登やアップダウンが続き、「修行の道」と感じるほど体力を消耗しました。しかし、小倉山から三方山にかけては視界が一気に開け、養老山地ならではの美しい稜線歩きを楽しむことができました。
今回は車ではなく電車を利用した縦走ということもあり、歩き切った達成感は格別です。
養老山地とは?
「養老山地」は、岐阜県と三重県の県境に南北へ連なる山地です。最高峰は笙ヶ岳(908m)ですが、養老山や小倉山、三方山など多くの山々が連なり、縦走登山を楽しめるエリアとして親しまれています。
登山道は樹林帯が中心ですが、稜線に出ると濃尾平野や伊勢湾方面を望める場所も多く、春の新緑や秋の紅葉の時期には特に人気があります。
また、山麓には養老の滝があり、「養老の孝子伝説」で知られる歴史ある地域でもあります。
今回の登山ルートとコースタイム
志津山・養老山・小倉山・三方山 / よっさんさんの小倉山・志津山・養老山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
・美濃津屋駅 スタート
・志津山登山口 +約30分
・志津山 +約130分
・養老山 +約100分
・小倉山 +約15分
・三方山 +10分
・養老駅 +100分
・コースタイム 約8時間30分(休憩含む)
今回歩いた美濃津屋駅から養老駅までの縦走コースは、距離・累積標高ともにボリュームのあるロングコースです。
今回は車ではなく電車を利用した縦走登山でスタート地点とゴール地点が異なるため、縦走ならではの達成感を味わえるコースとなりました。
美濃津屋駅から志津山へ|いきなりの急登
朝、美濃津屋駅をスタートし志津山登山口へ向かいます。


登山口からすぐに急登が始まりました。今回一番体力を消耗したのは、この志津山への登りだったかもしれません。
樹林帯の中をひたすら登り続けます。
景色もほとんど見えず、最初から修行のような登山となりました。

ようやく志津山山頂へ到着しましたが、山頂も樹林に囲まれていて眺望はありません。まだ始まったばかりですが、ロングコースの厳しさを実感しました。

養老山まで続く樹林帯とアップダウン
志津山からは川原越を経由して養老山を目指します。

途中には所々景色が見える場所もありますが、基本的には樹林帯が続きます。アップダウンを繰り返しながら進むため、思った以上に体力を使います。
一部では登山道が分かりにくい場所もあり、地図を確認しながら慎重に歩きました。

長い道のりの末、ようやく養老山山頂へ到着。山頂に眺望はありませんが、たくさん吊るされたひょうたんが印象的でした。
養老山には「水がお酒に変わった」という伝説があり、その歴史を感じられる山頂です。
ここまでは景色よりも体力勝負。まさに修行のような区間でした。


小倉山で待っていた絶景
養老山を過ぎ、小倉山へ向かうと景色が一変します。それまで続いていた樹林帯が終わり、視界が一気に開けました。
この瞬間は思わず感動しました。
曇り空で遠くは霞んでいましたが、それでも十分素晴らしい景色です。

小倉山には東屋やベンチが整備されており、ゆっくり休憩するには最高の場所でした。登山道脇には終わりかけの馬酔木が咲き、春らしい景色にも癒されます。

長く続いた樹林帯を歩いた後だからこそ、この景色の美しさがより心に残りました。

三方山から養老の滝へ下山
最後のピークとなる三方山へ向かいます。小倉山からは下り基調となるため、疲れた体には少し優しい道のりでした。

三方山を過ぎると本格的な下山開始です。
つづら折りの登山道を慎重に下っていきます。最後は簡単な渡渉を越え、舗装路へ。
そして立ち寄ったのが養老の滝です。日本有数の名瀑として知られる滝を眺めながら、この日の疲れを癒しました。
売店で購入した養老サイダーは、疲れ切った体に染み渡るおいしさでした。

ただし、養老の滝から養老駅までは意外と距離があり、最後まで気を抜けない一日となりました。
電車で行く縦走登山は達成感も格別
今回は車ではなく電車を利用しました。
スタート地点とゴール地点が異なるため、同じ道を戻る必要がありません。歩き切った達成感は想像以上でした。
コースタイムも約8時間30分と標準コースタイムとほぼ同じ。長距離コースを最後まで歩き切れたことは、大きな自信につながりました。
まとめ
養老山地縦走は、前半こそ景色が少なく「修行の道」と感じる場面もありましたが、小倉山から三方山にかけての絶景がその疲れを忘れさせてくれました。
電車を利用した縦走ならではの達成感もあり、歩き終えたときの満足感は格別です。
「長い距離を歩く力を付けたい」「縦走登山に挑戦してみたい」という方には、とてもおすすめできるコースでした。
今回のコースの難易度
・体力:標高は高くありませんが、16kmを超える距離と約1,200mの累積標高があるため、体力が求められるコースです。
・危険個所:危険な岩場は少なく、技術的な難易度はそれほど高くありません。
・展望:養老山を越えて小倉山へ向かうと視界が開け、養老山地の稜線歩きを楽しめます。
※難易度は個人の感想です。

